
販売職から事務職への転職を希望されている方もいらっしゃるでしょう。販売から事務職へのキャリアチェンジなら、アデコへご相談ください。実は販売職での経験は事務職でも十分に生かすことができ、多くの方がキャリアチェンジを実現させています。このページでは、販売職から事務職へのキャリアチェンジに向けて必要な準備について解説します。このページを参考に新たなキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
販売から事務に転職・キャリアチェンジできる?
厚生労働省「令和4年版 労働経済の分析 -労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた労働移動の促進に向けた課題-」では営業販売職からどんな職種へ転職する方が多いかが紹介されていました。「営業販売職」は事務職への転職も多い傾向にあることがわかります。
参考:厚生労働省「令和4年版 労働経済の分析 -労働者の主体的なキャリア形成への支援を通じた労働移動の促進に向けた課題-」またアデコでも、接客・販売といった職種を経て、事務系のお仕事に就かれる方は多くいらっしゃいます。
販売職から事務職にキャリアチェンジした方のインタビュー詳細はこちら以前は販売職と歯科助手の仕事をしていましたが、オフィスワークに転向したいと思い、アデコに登録しました。

上記のように、アデコへ登録し販売職から事務職へ転職・キャリアチェンジをした方は多くいらっしゃいます。販売職から事務職へのキャリアチェンジを検討されている方は、ぜひアデコにご相談ください。
販売職から事務職で生かせるスキルと経験
ここでは、販売職から事務職に転職する際に、特に役立つスキルと経験について詳しく見ていきましょう。
コミュニケーション能力
販売職では、お客さまとの対面でのコミュニケーションが欠かせません。相手の真のニーズを汲み取り、表情や態度、声のトーンなどから情報を読み取る力は、事務職でも大いに活用できるでしょう。
例えば、他部署との連携においては、相手の要望を正確に理解し、適切に対応することが求められます。販売職で培ったコミュニケーション能力は、スムーズな業務遂行に役立つはずです。
マルチタスク能力
販売の現場では、複数の業務を同時進行で対応することが日常茶飯事です。この経験から身につけたマルチタスク能力は、事務職でも大いに役立ちます。
事務職では、納期の異なる複数の資料作成を並行して行うことが求められることもあります。販売職で培った優先順位の調整能力は、このような場面で力を発揮するでしょう。
問題解決能力と臨機応変な対応力
接客業・販売職では、予期せぬ事態への対応が求められることがあります。状況を素早く把握し、解決策を提案する経験は、事務職でも生かすことができます。
システムトラブルや締切変更など、予定外の出来事が起こった際にも、冷静かつ迅速に対応できる問題解決能力は、事務職で高く評価されるスキルです。
注意力と正確性
販売職では、金銭の取り扱いや個人情報の管理において、高い注意力と正確性が求められます。これらは、たとえばデータ入力や書類作成といった、事務職の業務を遂行するうえでも重要なスキルとなります。
チームワーク
接客業・販売職では、多様なメンバーと協力して業務を遂行する機会が多くあります。特に繁忙期には、チームで業務を分担し、助け合うことが欠かせません。
事務職でも、チームワークは重要なスキルの一つです。販売職で培った新人指導・育成の経験は、事務職でもチームの一員として活躍するために役立つはずです。
どんな事務職を目指す?キャリアチェンジの前に知っておきたい事務の種類
事務職にはさまざまな種類があり、それぞれに求められるスキルが異なります。ここでは、主な事務職の主な種類をご紹介します。詳細に知りたい方は、下記ページもご確認ください。事務系のお仕事を網羅的にご紹介しています。
事務系のお仕事を一覧で見るならこちら一般事務
一般事務は、電話対応、来客対応、書類作成、ファイリング、データ入力、郵便物発送など、オフィスワークの基本的な業務を担当します。必要なスキルとしては、ビジネスマナー、オフィスソフト基本操作、注意力、コミュニケーション能力が挙げられます。
接客業・販売職で培ったコミュニケーション能力や注意力は、一般事務でも十分に生かすことができるでしょう。また、オフィスソフトの基本操作は、学習サイトやパソコンスクールを活用して習得することが可能です。
一般事務についてさらに詳しくはこちらOA事務
OA事務は、オフィスソフトを使用した資料作成、データ入力、集計、分析などを主な業務とします。必要なスキルは、オフィスソフト全般の操作能力、正確なデータ入力能力、効率的な業務遂行能力です。
特にExcelやWordの実践的なスキルは、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格の取得によって証明することができます。作業効率を高める使用方法の習得にも役立つでしょう。
OA事務についてさらに詳しくはこちら営業事務
営業事務では、見積書・請求書作成、顧客データ管理、受発注業務などを行います。必要なスキルとしては、営業担当者との連携力、事務処理能力、顧客対応力があります。
接客業・販売職での経験は、顧客対応力や問題解決能力の面で営業事務に生かすことができるでしょう。また、事務処理能力は、一般事務やOA事務のスキルを応用することで向上させることができます。
営業事務についてさらに詳しくはこちら経理事務
経理事務は、伝票処理、仕訳入力、帳簿作成などを担当します。必要なスキルは、簿記知識、会計ソフト操作、数字の正確性です。
日商簿記検定3級の取得は、小規模な株式会社の経理実務知識や商業簿記の基礎的理解を証明するのに役立ちます。また、接客業・販売職での金銭取り扱いの経験は、数字の正確性という点で経理事務に生かすことができるでしょう。
経理事務についてさらに詳しくはこちら総務事務
総務事務では、備品管理、福利厚生、社内イベント企画・運営、給与計算サポートなど、幅広い業務を担当します。必要なスキルとしては、業務の幅広さへの対応力、コミュニケーション能力が挙げられます。
接客業・販売職で培ったコミュニケーション能力や臨機応変な対応力は、総務事務でも十分に発揮することができるでしょう。
総務事務についてさらに詳しくはこちら人事事務
人事事務は、採用業務、人事評価、給与計算、社会保険手続き、研修などを担当します。必要なスキルとしては、労働法知識、人事制度知識、公平性、守秘性が求められます。
新人指導・育成の経験は、人事事務の研修業務に生かすことができるでしょう。また、公平性や守秘性は、接客業・販売職での個人情報管理の経験が役立ちます。労働法や人事制度の知識は、専門書や関連セミナーを通じて習得することが可能です。
人事事務についてさらに詳しくはこちら販売から事務へのキャリアチェンジに向けた準備
ここでは、販売職から事務職へのキャリアチェンジに必要な準備についてご紹介します。
生かせるスキルは何かを考える
キャリアチェンジしたい職種で、これまでに得た経験やスキルがどのように役に立つのかについて考えてみましょう。希望する職種で働く人のインタビューを読んでみたり、自分の希望条件に近い求人情報を調べたりすると、どんなスキルが生かせるのかがわかります。
少しでもPCに慣れておく
事務職では、PCスキルが不可欠です。特に、タッチタイピング、Word・Excel、パソコン基礎知識の習得に力を入れましょう。
タッチタイピングとは、キーボードを見ずに入力する技術です。無料のタイピングソフトを活用し、ホームポジションの習得を目指しましょう。1分間に100文字以上の入力ができるようになることを目標にすると良いでしょう。
資格取得も検討してみる
事務職で役立つ資格として、日商簿記検定3級やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)があります。これらの資格は、実務で活用できるスキルを証明するものです。特にデスクワーク未経験者にとって、資格取得は大きなアピールポイントとなるでしょう。未経験でのお仕事探しに不安を感じる場合は、並行してこういった資格取得を目指してみるのもおすすめです。
- 1日商簿記検定3級:小規模株式会社の経理実務知識や商業簿記の基礎的理解を証明
- 2MOS:Excel、Wordの実践的スキルを証明し、作業効率を高める使用方法の習得を示す
アデコでは「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」でリスキリングを通じたキャリアアップ支援を行っています。前職で販売・接客を行っていた方が、リスキリングを通じて事務系職種に転職する事例も多数ございます。気になる方は下記ページもご確認ください。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業について詳しくはこちら販売から事務へのキャリアチェンジする際の注意点
販売職から事務職へのキャリアチェンジは、業務内容が大きく変わるため初めは大変に感じる方も多いでしょう。ここでは販売職から事務職へキャリアチェンジした際に大変だと感じるポイントをいくつかご紹介します。
業務内容が大きく変わる
販売職と事務職では、業務内容が大きく異なります。販売職では、接客や在庫管理が主な業務ですが、事務職では、書類作成やデータ入力などのデスクワークが中心となります。大きな違いに戸惑ってしまう方も少なくありません。
こういった変化に最初は戸惑うかもしれませんが、時間とともに慣れていくことはずです。焦らずにまずはお仕事に慣れることに集中しましょう。
新しいスキルの習得が必要になることも
事務職に必要なスキルも、販売職とは異なる部分があります。特に、その中でも特に大きく違うのは「PCスキル」でしょう。タッチタイピングや、Word・Excelの操作をそつなく行うことが求められると、最初は戸惑うかもしれません。
このようなギャップを克服するには、積極的に学習に取り組む必要があります。書籍や学習サイト、パソコンスクールなどを活用し、実践的なスキルを身につけていきましょう。
職場環境の変化への対応
職種に限らず、職場が変わるというのは多くの方にとってはストレスを感じやすいものです。特に販売職と事務職では職場環境も大きく異なる場合が多いでしょう。慣習の違いや振る舞いなど、業務以外にも覚えることが多くなることもあります。
環境の変化は自分自身の当たり前や慣習を見直すチャンスでもあります。事務職特有のビジネスマナーや、社内ルールに対して前向きにキャッチアップしていきましょう。
販売職から事務職を目指すならアデコへ!
販売職から事務職へのキャリアチェンジは十分に可能です。自身の強みを把握し、それを事務職でどう発揮できるかイメージを持つことが重要です。
事務職にはさまざまな種類があり、一般事務、OA事務、営業事務、経理事務、総務事務、人事事務などがあります。それぞれに求められるスキルが異なるため、自身の適性や興味に合わせて専門性を高めていくことをおすすめします。
アデコでは、事務職の求人を多数取り扱っております。また「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」では「キャリア相談」「リスキリング講座の提供」「転職支援・お仕事紹介」の3つをアデコがサポートします。
実際に販売職から事務職へキャリアチェンジした事例が多数ございます。販売職からキャリアチェンジをお考えの方は、ぜひアデコへご相談ください。あなたの強みを生かせる事務職へのキャリアチェンジをサポートいたします。
以前は接客・販売やコールセンターのお仕事をしていましたが、事務のお仕事をしたいと思い、ホームページで「事務系の仕事が多そうな派遣会社」を探してアデコに登録しました。