共働き家庭に必須の家事分担のコツとは?

夫が仕事をして妻が家庭を守るべきというのもひとつの価値観ですが、今や夫婦そろって働きに出る「共働き」が当たり前とも言われる時代になりました。共働きの場合、夫・妻のどちらがどの家事を行うのかをきちんと決めておくことで、より快適な暮らしができるのではないでしょうか。
そこで今回は、家事をスムーズに分担するためのコツを考えていきましょう。

共働きは家事の分担がマスト

炊事、洗濯、掃除など、家事は意外と重労働。生活していくうえで必ず行わなければならず、休みもありません。家事は女性の仕事というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、共働きが主流になった今、その価値観は見直す必要がありそうです。
では、実際にどのように分担すればよいのか、家事分担のコツや家事の時短術をご紹介します。

家事にはどんな作業があるの?

家事を分担するうえでまず考えたいのは、分担しなくてはいけない家事の作業内容です。家事は、大きく分けて「料理」「洗濯」「掃除」に分かれます。この分類をもとに、家事にはどんな作業があるのかを見ていきましょう。家事は何もかも毎日行わなければいけないものだと思いがちですが、「絶対にやらなければいけないこと」は意外と少ないことがわかります。

料理

  • メニューを考える
  • 食材を買いに行く
  • 調理をする
  • 洗い物をする

洗濯

  • 洗濯をする
  • 洗濯物を干す
  • 取り込んでたたむ

掃除

  • 掃除機をかける
  • 水回り(お風呂、トイレ)を掃除する
  • ゴミ出しをする

家事を分担するときのポイント

家事の作業を分担していくうえで、どんなことに注意していけばよいのでしょうか。仕事の頻度や働き方によっても、担当しやすい作業と難しい作業に分かれるはず。
分担を決めるときに考慮したいポイントは、「得手不得手」「こだわりの強さ」「動きやすい時間帯」の3つです。家事の分類ごとに分担するのか、作業ごとに分担するのかによっても分け方は変わりますが、あまり細かく分けすぎてしまうとわかりづらくなってしまいますので注意しましょう。

ポイント1 得手不得手

家事でも何でも、得意なことは得意な人が担当したほうが効率的にこなすことができます。どちらも苦手な家事の場合は、隔週で分担すると負担も半分にできてよいかもしれません。

ポイント2 こだわりの強さ

得手不得手に次いで、こだわりの強さも家事を分担するうえで重要です。掃除や洗濯の仕方、食事のメニューなど、こだわりの強いほうが担当することで不平不満も出にくく、スムーズに分担できるのではないでしょうか。

ポイント3 動きやすい時間帯

朝のゴミ出しや夕食の準備など家事をする時間帯が決まっているものは「朝早く仕事に出るほうがゴミ出しをする」「早く帰ってくるほうが夕食を作る」など、動きやすい時間帯を考慮して分担を決めましょう。お風呂やトイレ掃除など、時間帯に関係なく空いている時間にできるものは、時間の都合がつけづらい人が担当するとよいかもしれません。夫婦の休日が同じであれば、いっしょにまとめて買い出しをするなどの工夫をすることで、お互いの負担を減らすことができます。

いざというときは頼み方に気を付けよう

家事の分担が決まっても、想像どおりに進まないことも出てくるはず。急な残業や出張など、どうしても自分が担当の家事を相手に頼まなければいけないケースもあるでしょう。そんなときは、忙しいから当然という姿勢ではなく、感謝の気持ちを忘れずにお願いすることが大切です。そして、もし洗濯物のたたみ方や食器の洗い方など、自分のやり方と違う方法で家事が行われても否定してはいけません。思わず口を出してしまいたくなる場面もあるかもしれませんが、「ありがとう」ときちんと感謝の気持ちを伝えましょう。代わりに相手の分担を引き受けたり手伝ったりすることができれば、お互いに頼みやすい習慣ができるのではないでしょうか。

家事を時短して負担を減らそう

家事の分担はもちろん必要ですが、家事そのものを時短できれば、お互いに負担は少なく済みます。また、限られた時間の中で家事を完璧にこなそうとすると、自分の時間がなくなってしまう可能性もあります。
仕事と両立するためにも、家事を時短したり簡略化させたりすることが大切です。では、どうすれば家事を時短できるのか、見ていきましょう。

1 料理は休日に作り置き

料理は、生活をするうえで欠かせない家事のひとつ。栄養バランスも考えて作らなくてはいけません。
毎日の作業量を減らすためには、休日に作り置きしておくとよいでしょう。不足しがちな野菜を使った「常備菜」は、栄養バランスもあり日持ちするので、作り置きに最適です。切って混ぜるだけのマリネなど、簡単なレシピも多いので料理が苦手な人でも作り置きは可能です。

2 ネットスーパーで買い物

買い出しに行く時間が取りにくいという人は、ネットスーパーを利用してみてはいかがでしょうか。欲しいと思ったときにすぐに注文でき、重い物を持ち帰る手間も省けます。時間帯指定や、購入履歴の確認ができるところが多いので、買い忘れやロスも減らすことができます。

3 掃除しやすい部屋にしておく

掃除を時短するためには、あらかじめ掃除しやすい部屋にしておくことが大切です。まずは、部屋の収納や動線を見直してみましょう。使いやすく整理整頓がされていれば、日々の掃除や片付けは簡単に済みます。部屋がごちゃごちゃしていると片付けにも時間がかかり、掃除も億劫になりがちです。部屋だけでなく、水回りなども汚れにくい工夫をしておくことが大切です。

4 家電の性能に頼る

最近の家電は、どんどん自動化が進んでいます。比較的高価な物が多いですが、家事にかける時間を考えるとコストパフォーマンスはよいのではないでしょうか。スタートボタンを押すだけで床を掃除してくれる掃除機や、使い終わった食器を入れるだけで乾燥までしてくれる食器洗い乾燥機、乾燥機付きの洗濯機など、掃除・洗濯の大部分が家電に任せられます。

5 家事代行サービスを利用する

どうしても仕事が忙しくて家事をする時間がないときには、家事代行サービスを利用してみるのもよいでしょう。サービス利用料はかかりますが、家事と仕事で自分の時間がなくなってしまうことは防げます。利用したい時だけお願いするプランや定期的にお願いするプランなど、サービス会社によってさまざまなプランが用意されています。

共働き夫婦の家事分担は思いやり。家事を通じてよりよい夫婦生活を

どれだけ担当を決めていても、仕事に追われているうちに、つい家事が疎かになってしまうこともあるかもしれませんが、お互いに仕事をしているからこそ相手の大変さも理解できるはず。
家事分担をトラブルの元にするのではなく、家事を通じてお互いが思いやりを持つことができたら、気持ち良く生活できるのではないでしょうか。家事の分担を、絆を深めるきっかけにして、よりよい夫婦生活を目指しましょう。

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