さりげなく背中を押す
それが大切な一歩になるように
キャリア開発本部
コリーグキャリア支援課
キャリアコーチ
内田 優子
前を向いて次の仕事に取り組めるよう、
寄り添い、応援していきます。
同じ「オフィスワーク希望」であっても、
仕事探しは百人百様
私は就業先を一緒に探す役割を担っています。
仕事を探していらっしゃる方に主にお電話でカウンセリングを行いますが、仕事を探している方の希望する職種や働き方、条件は百人百様。明確なキャリアプランを持って仕事を探されている方もいらっしゃれば、「とりあえず何か良い仕事があれば」という気持ちで探されている方もいらっしゃいます。
たとえ同じ「オフィスワーク希望」であっても、一人ひとりが持っている仕事探しの背景や事情、それまでの経歴は全く違うものです。その方の温度感に合う仕事の探し方を考え、提案の余地があるかどうかを見極めつつ、カウンセリングを行います。
「何を基準に仕事を探したらいいのか分からない」
希望条件の整理~営業との連携、就業に繋げるサポートを行う
仕事の希望が漠然としていて、何を基準に仕事を探すべきか迷う方も少なくありません。そのような場合は、カウンセリング時に絶対に譲れないポイントから確認をしたり、具体的な就業条件の例を出し、比較して、より良い印象の就業条件を選んだりしながら、希望条件の優先順位を整理していきます。いろいろな角度から質問を投げかけることによって、キャリアのビジョンが明確になり、こちらからのお仕事の紹介だけではなく、ご自身でも仕事が探しやすくなります。
一方で、「希望する就業条件はこれ、やりたい仕事はこれ」とはっきりとしたビジョンを持ち、情報収集やお仕事のエントリーも自ら積極的に動く方もいらっしゃいます。そのような場合も、求人動向やエントリー状況などを確認しつつ、日々の動きの中で営業担当と連携をし、カウンセリングで得たご本人のスキルやキャリアプラン、適性を共有し、就業に繋がるサポートを行っています。
就業先がキャリアにとって本当に良い選択になるには、「最終的に本人がどうありたいか」を理解することが大切
お仕事のご紹介は、希望条件に合うものを最優先でご紹介しますが、カウンセリング時に、ご興味がどういったところにあるのか、「本当は挑戦してみたかったけれど、今まで縁がなかった」というお話もなるべく聞くようにし、ご本人が希望を出してなくても「こういうお仕事がありますよ」とご提案ができるように心がけています。
市場の変化に伴う求人数の変動、企業がそのタイミングで必要とするスキル、求人の倍率など、複数の要因が重なりご自身が理想とする仕事をご紹介できない場合もあります。その際は、希望条件の共通点はもちろん、その方のキャリアにプラスになるような求人を検討し提案します。
私自身が「この仕事が紹介できて良かった」と思えるのは、ご本人から「紹介してもらえて良かったです」「就業先で頑張っています」と言っていただけた時になります。
就業先が、就業される方の働く満足とキャリアにとって本当に良い選択になるためには、最終的にご本人がどうありたいかをキャリアコーチである私たちが常に耳を傾け、理解することが大切だと思っています。
一歩踏み出せるようさりげなく背中を押す、
それがキャリア開発に繋がる大切な一歩となる
お仕事を探されている方の「キャリア開発」も仕事の一つです。
スキルアップの提案として、仕事のご紹介だけではなく、講座の受講や資格取得を提案したりすることもあります。また、資格やスキルが分かるような資料を作ることを勧めることもあります。英文レジュメなど、書類作成はご自身で作るものですが、キャリアコーチが目を通すことで書き落としているご本人の強みや、スキルの見せ方をアドバイスすることができます。
仕事も講座も書類作成なども、ご自身から「あ、これだったらできそうかも」と気づいてもらうような投げかけを心がけています。そして「やってみよう」となるよう、なるべく色々な可能性を探り、提案を行います。一歩踏み出せるようさりげなく背中を押す、それがキャリア開発に繋がる大切な一歩となるのです。
キャリアコーチの仕事は、その方のキャリアを築く過程で一緒に走る伴走者であり、私自身は応援団のつもりでいます。お仕事を探される方が、気持ちを切り替えて前を向いて次の仕事に取り組めるよう、これからも寄り添い、応援していきます。