SDGsと働きがい by Adecco Group Japan SDGsリーダー 小杉山くん

2030年までに「誰ひとり取り残さない社会」を達成するために掲げられた17個の国際目標、SDGs(持続可能な開発目標)。
やってみよう、SDGs」「職場でも、SDGs」 を通して、SDGsの基本的な知識と、Adeccoの就業者や登録者の皆さまが職場で取り組めるアクションについてご紹介しました。
今回は、Adecco Group Japanが軸としている「働きがい」とSDGsの関係性について、Adecco Group Japan代表・川崎健一郎と、SDGsリーダー・小杉山浩太朗による対談形式でお届けします。

1:Adecco Group Japanの考える「SDGs×働きがい」

小杉山
私たちが昨年行った市場調査では、「働きがいを感じている」と答えた人は4人に1人で、全体の約25%にとどまっています。SDGsの目標の「二酸化炭素の排出量を減らしていこう」という活動は広く浸透している一方で、同じ目標の「働きがいも経済成長も」は、あまり注目されていないと言えると思います。これは、少子高齢化や労働生産人口が減っていく中で、日本の経済や社会にとって極めて大きな問題だと考えています。

川崎
そうですね。こういった社会背景もあり、私たちは『「人財躍動化』を通じて、社会を変える。」というビジョンを掲げ、働く人と向き合い、ときにはそのライフビジョンにまで踏み込みながら、一人ひとりに本当のキャリアビジョンを発見できる転機を提供したいと考えています。単に雇用を生み出せばよいということではなく、働く人が躍動し、幸せを感じながら生き生きと働くことができるかということが重要であり、私たちのさまざまな取り組みが、SDGsの「働きがいも経済成長も」への貢献に繋がっていくと思っています。

小杉山
8番「働きがいも経済成長も」という目標の詳細項目の5番には、「すべての人に働きがいのある人間らしい仕事を」とあり、働きがいを感じて働いている人は生産性が高くなるという調査結果もあります。働きがいを持つということは、SDGsの達成度合いにも大きく影響すると言えそうです。

川崎
市場調査で「働きがいを感じていない」または「分からない」と回答された75%の方は、「自分がどうありたいか」という働きがいの探求・発見がまだ十分できていないということでもあるかと思います。私たちとしては、働く方々の働きがい、つまり、ご自身のありたい姿や人生の価値観を見つけるためのお手伝いをしていきたいと考えています。そのために、Adecco Group Japanでは「ビジョンマッチング」を軸に、コーチングなどさまざまなメソッドを使ってサポートしています。

2:Adecco Group Japanで見つける、働きがい

小杉山
そもそも、働きがいを感じ、人財が躍動しているとはどのような状態なのだろうと考えたとき、それは、「働かなければならない(have to)」の状態から、「働きたい(want to)」の状態に変わっていることだと就業者や登録者の皆さま、企業の皆さまにお伝えしています。

川崎
そうですね。そこに辿りつくために、ご自身が何をされたいのか、どんな時に喜びややりがいを感じるのかということを、まずは考えていただくことが大切です。そのうえで、この仕事においては、何を求めていて、それはどういった目的が存在しているのか、その仕事を通してどんなことが実現できるか・・・これらをマッチングしていくのが、私たちが提供する「ビジョンマッチング」です。

小杉山
就業者や登録者の皆さまの中には「ビジョンがない」という方もいらっしゃいます。しかし、例えば、これを「生きていくために必要な栄養をどうやって取るか」という質問に置き換えて考えると、分かりやすくなると思います。
毎日サプリメントや栄養補助剤で栄養をとることもできますが、それだけでは十分ではありません。誰しも、おいしい食べ物や、今まで口にしたことがないものも食べたいという欲求があると思います。これを仕事で考えると、収入を得るならどんな仕事でもよいのではなくて、選べる・こだわることができるのならば、どのような仕事で目的を達成したいかを考えてみるということだと思います。

川崎
おもしろい例えですね。
キャリアコーチによるキャリアカウンセリングを行う際に、「仕事をする」「働く」ということをもう少し踏み込んで、「どのように働きたいか」について就業者や登録者の皆さまにお聞きしていますが、Adecco Group Japanのビジョンマッチングを通して「初めて自分が何をしたいのかを考えるようになった」という言葉をいただくことが増えました。

小杉山
Adecco Group Japanを仕事探しのパートナーとしてだけではなく、共に人生を設計する“ライフパートナー”として捉えてくださるきっかけになっていることは、とてもうれしいですね。

3:Adecco Group Japanの教育プログラム

小杉山
こうしたビジョンを明確化するために、私たちが提供している様々なプログラムも、SDGsの4番「質の高い教育をみんなに(教育機会の提供)」の一つと言えます。

川崎
キャリアコーチ制度や、キャリアカウンセリング、学生向けのワークショップといったプログラムを通じて、仕事は「やらなければならないもの・苦しいもの・我慢するもの」という発想から抜け出して、ご自身の中にも「仕事をしたい」と感じる気持ちがあることに気付くきっかけにしていただきたいと思います。

小杉山
その他にも、デジタルリテラシーや課題解決力を向上させる教育制度があります。日々大きなテクノロジーの変化の中で生きている私たちには、ITやデジタルリテラシーの基礎的な知識が必要であり、課題解決力は、与えられたミッションに対して、自分がどのように、何をすべきかを主体的に考えて行動に移すために必要なスキルです。これらを身につけるため、Adecco Group Japanでは論理的思考やデザイン思考を包括的に学んでいただけるプログラムを用意し、多くの就業者や登録者の皆さまに受講していただいています。

川崎
Adecco Group Japanとしては、2025年までに最低30万人の方々にこうした教育プログラムを提供するという目標があります。今後も、若年層からシニア層まで、多様な世代に教育を提供していきたいと思っています。

4:Adecco Group Japanが目指す未来

川崎
Adecco Groupは「Making the future work for everyone」を世界60の国と地域で共通のパーパスとして掲げていますが、労働環境や社会問題などを鑑みて、日本では『「人財躍動化」を通じて、社会を変える。」というビジョンを掲げています。
一人ひとりの働きがいを高めることによって、社会がよりよくなると確信しており、人財が変化することによって、世界は間違いなく変わると思います。

小杉山
SDGsの「すべての人に働きがいのある人間らしい仕事を」が達成された未来はどういうものかと考えた時、僕はスペインでの光景を思い浮かべます。それは、電車に乗っている人たちや街を歩いている人たちが、みんな楽しそうにしている姿です。スペインの友人から「僕らは働くために生きているのではなく、生きるために働き、学んでいる」と言われた時、ハッとした記憶があります。
一人ひとりが働きがいや生きがいを感じられることが、明るい社会をつくっていくのだと思います。だからこそ、就業者や登録者の皆さまに長期的なビジョンをヒアリングし、皆さまのビジョンの実現のために、私たちができることを日々考えていきたいと思っています。

川崎
海外との比較は興味深いですね。一人ひとりが変わっていくことによって、組織が変わり、社会全体も変わっていくと、私たちは考えていますので、就業者や登録者の皆さま一人ひとりのビジョンにしっかりと寄り添っています。働きがいもSDGsも、自分一人がアクションを起こすことに意味があると思っている方がまだまだ少ないかもしれません。ですが、一人ひとりの行動によって社会を変えることができると私たちは信じています。まずは、皆さんがワクワクしながら働ける未来を考えることから、一緒に始めていきましょう。

Profile

川崎 健一郎
Adecco Group Japan代表

1976年生まれ、東京都出身。1999年青山学院大学理工学部を卒業後、株式会社ベンチャーセーフネット(現 Modis㈱)入社。2003年事業部長としてIT事業部を立ち上げる。常務取締役、専務取締役を経て、10年に代表取締役社長&CEOに就任。2012年、同社のAdecco Group入りに伴い、アデコ株式会社の取締役に就任。2014年から現職。現在は、アデコ㈱およびModis㈱の代表取締役社長、Modis North APACのシニアバイスプレジデントを兼務。

小杉山 浩太朗
Adecco Group Japan Head of SDGs, Japan

ニューヨーク大学(NYU)在学中に、「ダイバーシティ&インクルージョン」が持つ国際問題解決への可能性に着目し、学外でも国連本部での様々な取り組みに参画。グローバル化の中における新しい生き方(IKIGAI/SDGs)や教育、ユースのあり方などに関して各国で講演。2020年7月より現職。  

【Adecco Group JapanのSDGsへの取り組み】


Adecco GroupはSDGsの考えに賛同し、また、Adecco Group Japanは「人財躍動化を通じて、社会を変える。」というビジョンを掲げています。このビジョンを実現するには、SDGsの重点的な取り組みの一つである「8. 働きがいも経済成長も」が欠かせません。派遣社員の皆さま一人ひとりが実現したいビジョンややりがいを見つけることで、仕事に対する意識が”働かなくてはならない”から”働きたい”に変わっていく。そこから社会が変わっていくのではないかと考えています。

そのために必要な対話やスキル獲得に向けた教育の提供(「4.質の高い教育をみんなに」)、多様な人財がより自分らしく働くための企業へのHRソリューション(組織・人事の課題解決)や、DX(デジタルトランスフォーメーション/デジタル技術を活用した企業変革)などのコンサルティング提供(「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」)に取り組み、派遣社員の皆さま一人ひとりが働きやすい適所=職場を増やしていこうとしています。 

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