職場でも、SDGs! by Adecco Group Japan SDGsリーダー 小杉山くん

テレビや雑誌などでも多く取り上げられ、私たちの日常生活に浸透してきたSDGs(持続可能な開発目標)。
今回は、職場でできるSDGsの取り組みについて考えてみます。
教えてくれるのは、Adecco Group Japan SDGsリーダー 小杉山くん。今日から実践できるSDGsをさっそく学びましょう!

■左:Adecco Group Japan SDGsリーダー 小杉山くん
■右:Adecco就業者のAさん

1:職場のSDGsって、個人にも関係があるの?

職場でSDGsの取り組みを呼び掛けられることが増えたのですが、何をすればよいのかピンときていません。

Adecco就業者Aさん

やってみよう、SDGs by Adecco Group Japan SDGsリーダー 小杉山くん」ではSDGsの入り口として、そもそもの成り立ちの背景や、17個のゴール(目標)についてお話しました。

ただ、自分の生活や仕事にどう関係があるのか、まだまだ実感が持てない方もきっと多いですよね。でも、SDGsは決して壮大な話ではなく、私たちの普段の行動や意識の持ち方が関係していることが結構あります。

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SDGsリーダー小杉山くん

紙の無駄遣いに気をつけたり、ペットボトル飲料を買わずに水筒を持参したり。でも、正直このくらいじゃ何も変わらないですよね……。

Adecco就業者Aさん

いえ、その一つひとつの行動が大事なんです!
このことをお伝えする時、私はよくドミノ倒しをイメージするのですが、ドミノ倒しって、最初は1センチにも満たない小さなコマでも、コマのサイズがだんだんと大きくなっていって、最終的には厚くて重い板まで倒すことができますよね。SDGsのアクションもこれと通じるところがあります。Aさんと同じように、自分一人がアクションを起こしても意味がないと思っている方が多いかもしれませんが、実はその小さなアクションが意外と大きな影響力(ムーブメント)につながっていくんです。

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なるほど!
それをイメージすると自分の小さな行動にも意味があるんだなと思えます。

Adecco就業者Aさん

SDGsを自分ごと化する第一歩は、「身近な範囲で考えてみること」です。地球規模や社会全体として捉えると、どこか遠いもののように感じてしまいがちですが、実はSDGsって5年後、もしかしたら来年にでも、私たちの生活に何かしら深刻な影響が出るかもしれない課題なのです。
だから、SDGsは知らない誰かのためというよりも、巡り巡って自分自身はもちろん、ご家族やお子さんが将来ハッピーに生きていくための“より良い明日”につながる取り組みだということを、ぜひこの機会に知ってほしいですね。

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2:環境負荷をかけないって、どんなこと?

オフィスでは具体的にどういった行動がSDGsにつながっているのですか?

Adecco就業者Aさん

すでに日頃から取り組まれていることかもしれませんが、「紙の使用量を減らす」「電気の無駄遣いをなくす」というのは、SDGsにつながる基本的な行動としてとても大切なことです。

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私は普段から、資料を両面印刷や複数ページを1枚にまとめたり、使う場所以外の電気を消したりすることを心掛けています。

Adecco就業者Aさん

すばらしいですね。
他にも、オフィスで紙の使用量を抑えるためには、紙の代わりに何度でも繰り返し使えるコンパクトなホワイトボードを使ったり、環境に配慮した紙を選んだりすることも有効です。
電気については、モニターなどの機材は使わない時に電源を元から切る、省電力のデバイスを選ぶ、服装やエアコンをうまく調節して室温を適正に保つ(夏は28℃、冬場は20℃)、などがありますね。

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電気といえば、最近「電気の会社を選べる」という話をよく聞きますね。

Adecco就業者Aさん

よいポイントですね。
2016年から始まった電力小売全面自由化によって、企業でも家庭でも使う電力をどこから仕入れるかを選べるようになりました。太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなど、繰り返し利用できて、なおかつ発電時にCO2を排出しないという環境負荷が少ないエネルギーのことを、再生可能エネルギーと呼びます。よりクリーンな電力を選ぶというのも、これから私たちが積極的にできることの一つだと思います。

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単に使用量を抑えるというだけではなく、どうやって作られたものかを考えるということが大事なんですね。

Adecco就業者Aさん

その通りです!
例えば、先ほどの紙の使用量を抑えるという話で言うと、紙を使うことにかかるCO2と、代替としてタブレットを製造・出荷・輸出・使用するにあたって排出されるCO2の量は果たしてどちらがエコなのかを考えてみてください。
つまり、これから私たち消費者がSDGsという観点から持つべき視点として、一つのものが作られる過程で、どんなことが起きて、どんな人が関わり、どういった環境が活用されて、将来的にどのような影響をもたらすかということを、“点”ではなく“線”で、時間軸を広げて考えることがとても大切です。

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3:ランチタイムにできる工夫とは?

食品ロスという言葉も最近よく耳にしますね。食品ロスに対して、職場でできることって、どんなことがありますか?

Adecco就業者Aさん

ランチタイムになると、飲食店に行ったり、コンビニエンスストアで買い出しをしたりする方が多いと思います。その際にできることは、「賞味期限・消費期限の近いものを選ぶ」「環境フットプリントが少ない食品・食材を選ぶ(考える)」というアクションです。

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廃棄されるのはもったいないなと思うので、商品は手前から取るようにしています。でも、二つ目の「環境フットプリント」って、なんですか?

Adecco就業者Aさん

環境フットプリントとは、足跡という意味の英語が使われている通り、食材・食品などが私たちの手元に届くまでに、地球環境に対してどんな足跡をつけてきたか。つまり、CO2など温室効果ガスをどこでどれだけ排出してきたかということです。
例えば、豚肉や鶏肉に比べて、牛肉の生産過程で排出されるCO2の量はかなり多く、ある試算では総温室ガス量の1〜4%を占めるともいわれています。そのため、最近では代替肉としての大豆ミートや、タンパク質源として食用コオロギが注目を集めています。

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先ほどの紙や電気の話と同じように、食材・食品の前後をイメージして、なるべく環境負荷の少ないものを選ぶということですね。

Adecco就業者Aさん

食品ロス削減の目的として、「もったいない」という視点はもちろん、生産〜処理の過程で発生するメタンガスなどによる「環境負荷を減らす」という二つの軸で考えることが必要なのです。
そういう意味では、「地産地消」もポジティブな行動ですね。

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スーパーやレストランで地産地消の野菜をよく見かけます。新鮮だし、割と無農薬で作られたものなども多く、体に良さそうなのでよく買います。

Adecco就業者Aさん

地産地消は移動にかかるCO2が少なくて済み、化学肥料を使っていないということは、人間の体にも良いのと同時に環境にも良いのです。環境に良い食材・食品ってどんなものだろう。そういう視点で明日のランチを選んでみると、SDGsにつながる新たな発見があると思います。

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4:差別・偏見・ハラスメントをなくすために、私たちができること。

職場での差別や偏見、ハラスメントってあまり実感が湧かないのですが、私の身近にもあるものなのでしょうか。

Adecco就業者Aさん

いまだ根深い問題としては、仕事内容や働き方における男女間格差があります。他にも、外国籍の方が職場に馴染めないとか、同性のパートナーがいる方に対しての偏見など、大小挙げればキリがないほどさまざまな問題があると思います。
日本人の特徴として、自分がマジョリティ(多数派)に属していると思っている方が多いということもあります。人はみんな同じではなく違いがあって、誰もが必ずダイバーシティ(多様性)につながるようなアイデンティティを持っているはずです。 “違い”というのは“ユニークさ(個性)”というふうに捉えて、肯定することが第一だと思います。

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違い=ユニークさ(個性)、と捉えることが大事ですね。

Adecco就業者Aさん

ここ数年言われている「ダイバーシティ&インクルージョン」は、個々の違いを受け入れ、認め合い、生かしていくことを意味します。職場ではインクルージョン(受容)も大切な側面で、いろいろな人が自分らしく意見を発信しやすい環境、価値観を共有しやすい環境を作っていくことがとても大切です。

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職場ではどんなことに意識を向ければよいですか?

Adecco就業者Aさん

実はとてもシンプルなことで、例えば打ち合わせやミーティングで意見交換をするとき、他の人の多様な意見を聞けているか、誰もが発言しやすい環境になっているかを気にしてみることが一つです。意見が言えていない人がいたら、その言いづらさはどこからきているのだろうと、考えてあげるのはすごく大切なことだと思います。

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ハラスメントへの向き合い方はどんな心構えが必要ですか?

Adecco就業者Aさん

世の中で見聞きするさまざまなハラスメントがありますが、故意に相手を傷つけようと思ってしている人はほとんどいないと思います。むしろ誰かを傷つけている自覚がない人の方が多いのだと思います。自分の行動や発言が相手にどんなふうに受け止められるかを、いろんな観点から考えることが大切ですね。

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そういえば、相手に悪気はなくても、その言い方は傷つくな……と思ったことが何度かあります。

Adecco就業者Aさん

一つ例を挙げると、アメリカでは外見や容姿に関してコメントするのは明確なハラスメントと位置づけられていたり、性別に基づいた発言についても、いわゆる「彼氏」「彼女」や「奥さん」「旦那さん」といった呼び方ではなく、「パートナー」という言葉が主流になっていたりします。

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私自身も、もしかしたら気軽な会話の中で無自覚に誰かに嫌な思いをさせているかもしれないなと思いました。気をつけたいです。

Adecco就業者Aさん

Adecco Groupでは、SDGsの目標の8-5番「働きがいのある人間らしい仕事」の実現に積極的に取り組んでいます。なので、差別や偏見、ハラスメントを取り締まっていこうというよりも、一人ひとりが自分らしく働きやすい環境を作っていきたいという観点から、そこを目指す過程でハラスメントは必然的になくなっていくべきものだと考えています。

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SDGsリーダー小杉山くん

今回のお話を聞いて、職場でできる具体的なSDGsの行動や意識の持ち方がよくわかりました!

Adecco就業者Aさん

いいですね!あと、最後に一つだけ。
SDGsはまだまだ「しなくてはいけないこと」として語られることが多いのですが、より良い未来のために、自分が歩んでいきたい未来のために「したいこと」という風に意識が変わっていけばいいなと思っています。「未来がどうなってほしいか」「そのためにどういうことをしたいか」と言った感じで取り組んでいけるといいですね!

Adecco Group Japan
SDGsリーダー小杉山くん

「しなくてはいけないこと」ではなく、「したいこと」。すごくポジティブに感じますね。さっそく考えてみようと思います!

Adecco就業者Aさん

監修者Profile

小杉山 浩太朗
Adecco Group Japan Head of SDGs, Japan

ニューヨーク大学(NYU)在学中に、「ダイバーシティ&インクルージョン」が持つ国際問題解決への可能性に着目し、学外でも国連本部での様々な取り組みに参画。グローバル化の中における新しい生き方(IKIGAI/SDGs)や教育、ユースのあり方などに関して各国で講演。2020年7月より現職。  

【Adecco Group JapanのSDGsへの取り組み】


Adecco GroupはSDGsの考えに賛同し、また、Adecco Group Japanは「人財躍動化を通じて、社会を変える。」というビジョンを掲げています。このビジョンを実現するには、SDGsの重点的な取り組みの一つである「8. 働きがいも経済成長も」が欠かせません。派遣社員の皆さま一人ひとりが実現したいビジョンややりがいを見つけることで、仕事に対する意識が”働かなくてはいけない”から”働きたい”に変わっていく。そこから社会が変わっていくのではないかと考えています。

そのために必要な対話やスキル獲得に向けた教育の提供(「4.質の高い教育をみんなに」)、多様な人財がより自分らしく働くための企業へのHRソリューション(組織・人事の課題解決)や、DX(デジタルトランスフォーメーション/デジタル技術を活用した企業変革)などのコンサルティング提供(「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」)に取り組み、派遣社員の皆さま一人ひとりが働きやすい適所=職場を増やしていこうとしています。

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