企業で働く女性が考えておきたい理想のワークライフバランスとは?

仕事は、人生においてとても大切です。そして、結婚や出産、育児を考える女性にとって、仕事と生活の双方を充実させる「ワークライフバランス」をどう実現するかは、非常に重要な問題です。
企業で働く女性は、どのように仕事と生活のバランスをとっていけばいいのでしょうか。ワークライフバランスの考え方と働き方を見直すポイントのほか、妊娠や出産、育児中の働き方、復帰方法についてご紹介します。

ワークライフバランスとは?

ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスがとれた状態のこと。やりがいや充実感を持って働きながら、家庭や趣味など、生活面でも充実した時間を過ごすことを目指すというものです。誤解されがちですが、仕事よりプライベートを優先するという意味ではありません。仕事かプライベートの二者択一ではなく、仕事とプライベート双方で充実感を得られる働き方ができることが、ワークライフバランスがとれた状態です。

こんな人はワークライフバランスの見直しが必要かも?

ワークライフバランスがとれていない状態が長期間続くと、過剰なストレスが溜まって心身ともに疲弊したり、体調不良やうつ病の原因になったりします。
例えば、以下のような状態はワークライフバランスがとれていない可能性が高いといえます。

仕事で疲れすぎている

毎日、残業続きで休日出勤も当たり前。慢性的な睡眠不足で、休日は寝ているだけ。基本的に家と会社の往復だけで、仕事が中心の生活のため、常に仕事の疲れが取れていない状態。

プライベートや家族との時間が取れない

職場の人手が足りず、産休や育児休暇を取りにくい。仕事が忙しく、子供と関わる時間が少ない。親の介護が必要だが、職場に介護休職制度がなくて困っているなど、プライベートや家族との時間が取れていない状態。

理想のワークライフバランス

価値観や環境は一人ひとり違うため、理想のワークライフバランスの在り方はひとつではありません。「仕事が生きがいなのでバリバリ働きたい」と思っている人であれば、仕事の割合が多くても苦ではないかもしれませんが、「生活できるお金があれば十分」「プライベートの時間を充実させたい」という人もいるでしょう。
子供の有無や子育ての仕方、子供の年齢によっても理想のワークライフバランスは異なります。一例として、理想とされるワークライフバランスをご紹介します。あなたの理想のバランスを見つけるきっかけにしてみてください。

仕事大好き!キャリアアップ志向の場合

キャリアアップ志向の強い人は、仕事の割合が高くても大丈夫という人も多いのでは?忙しくても、責任のある仕事を任せてもらえることで充実感を得られるため、休みが少なくても苦ではないという場合も。 このタイプの理想のワークライフバランスは、休みの多さではなく、充実感を得られることが重要となります。

プライベート重視!趣味が優先の場合

しっかりと趣味やプライベートの時間が欲しいという人は、仕事とプライベートの割合が同じくらいがベストバランスです。残業も少なめで、アフター5は美術館巡りや習い事など、趣味や資格取得のための勉強に使いたいタイプ。
仕事への充実感よりも、無理なくこなせる仕事量で、仕事とプライベートがきちんと分けられる働き方が理想となります。

家事や育児が第一!家庭を重視する場合

家事や育児が第一のため、時短勤務や週3日程度の勤務が可能な職場がベストです。育児経験のある上司がいれば、なお安心という、家庭を重視して働きたいタイプ。
子供の行事や体調不良で会社を休まなくてはいけないときにも休みやすく、理解のある職場が理想です。

妊娠・出産・育児中の働き方と復帰の方法

女性の場合、特にワークライフバランスが大切になるのは、妊娠・出産や育児期間です。自分が妊娠・出産を迎えたとき、どんな働き方ができるのかを考えておくことも大切です。
社会全体のワークライフバランスへの注目が高まっているとはいえ、企業により制度への理解度はさまざまです。理想のワークライフバランスを実現するためには、育休や産休制度に理解のある会社を選んでおくことが重要になります。そこで、知っておきたい産休や育休などの制度や気を付けておきたいことをご紹介します。

産休、育休などの制度をチェックする

産休とは、労働基準法で定められた産前・産後に取得できる休業期間のことで、パートやアルバイト、派遣社員など、雇用形態にかかわらず誰でも取得が可能です。申請をすることで出産予定日の6週間前から産後8週間の期間、休業できます。また、育休(育児休業)は男性も取得することができる、育児のために休業すること。子供が1歳になるまで休業することができますが、取得するには雇用期間や条件があるので確認が必要です。

どちらも雇用形態にかかわらず法律で定められている制度ではありますが、雇用期間が定められているパートやアルバイトの場合、産休中に解雇となってしまうことも多く、育休においても、1年以上の継続雇用や、子供が1歳を迎えてからも雇用され続ける見込みがあることが条件となるため、取得が難しいのが実状です。

社風や託児所の有無、子育てしながら働いている人が多いかどうかによっても、その会社が働きながら育児をしやすいかどうかがわかるでしょう。

育児と仕事のバランスを考える

子育てをするうえで、育児と仕事に対して望むバランスは人それぞれです。出産後すぐに仕事復帰したい人もいれば、十分に育児のための時間を取って仕事に復帰したい人もいるでしょう。保育園や託児所に預けられるかどうかによっても、働ける時間は変わります。自分にとって最適なスタイルを考えておくことが大切です。

育休後の復職について

育休から復職するとき、仕事へのブランクができてしまうのは仕方ないことを理解しておきましょう。育休前とまったく同じように働くというのは、日々変化していく労働環境ではやはり難しいこと。それを踏まえて、自分には何ができるのか、どんな仕事をしたいのかを事前に上司や家族に相談しておきましょう。自分にとっての強みや、復帰のためにできることを考えておくと安心です。

理想のワークライフバランスを考えよう

企業で働く女性にとって、ワークライフバランスについて考えることは、自分の生き方を考えることでもあります。
より良い人生を過ごすためにも、自分にとってどんな働き方が理想なのかを考えてみてはいかがでしょうか。

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