日本語講座 間違いやすい慣用句

ビジネスシーンで利用されることが多いお馴染みの慣用句について、間違いやすい例をご紹介します。

1誤った表現例
田中さんのご意見は的を得ていますね。
1正しい表現例
田中さんのご意見は的を射ていますね。

「的を得る」は、「的を射る」(核心をついた、的確な)と「当を得る」(道理にかなった、妥当な)との混交表現、または「い」と「え」の混同と考えられています。

2誤った表現例
木村さんは押しも押されぬこの業界の第一人者です。
2正しい表現例
木村さんは押しも押されもせぬこの業界の第一人者です。

「押しも押されもせぬ」は、どこへ出ても圧倒されることがない、実力があって堂々としているという意味。NG例は「押すに押されぬ」との混交表現です。

3誤った表現例
とりつくひまもなかったので、話を切り上げました。
3正しい表現例
とりつくしまもなかったので、話を切り上げました。

「暇」ではなく「島」。相手がつっけんどんで話を進めるきっかけが見つからないときに使います。海の上で島にたどり着けない状態にたとえています。

4誤った表現例
今回の件で絆が深まりました。
4正しい表現例
今回の件で絆が強まりました。

「絆」とは、家族や友人の結びつきを離れがたくつなぎとめているものです。「動物をつなぐ綱」が語源です。「絆」は強くなるもので、深まるものではありません。

「間違いやすい漢字」

「異和感を覚える」「違和感を覚える」のどちらが正しいでしょうか。また、「機嫌がよい」「気嫌がよい」のどちらが正しいでしょうか。正解は、「違和感」「機嫌」です。パソコンで文章を書く際は、変換しながら誤字に気づくこともありますが、手書きで文章や手紙を書くときのために、正しい漢字を知っておきたいもの。

その他、間違いやすいものとして挙げられるのは、「価値感」「快的」「感違い」「専問」「応待」「今だに」「分折」「完壁」などです。それぞれ正しくは、「価値観」「快適」「勘違い」「専門」「応対」「未だに」「分析」「完璧」です。音が同じ漢字、形が似ている漢字は特に間違いやすいため注意が必要です。辞書を手元に置き、確認する習慣を持ちたいですね。

Profile

監修:山岸弘子

profile NHK学園「通信敬語講座」専任講師。航空会社接遇資料作成協力、TVクイズ番組敬語問題監修にも携わり、研修、講演を全国で行う。著書に『敬語のルール』(明日香出版社)など、多数。

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