【Adecco Academy導入事例】
DXのための課題解決力を育てる。白井市がeラーニングを導入した背景と効果

千葉県白井市は、2022年11月28日、アデコ及びDXソリューションを提供する株式会社プリマジェストと、地域活性化や市民サービスの向上を図るべく包括連携協定を締結しました。

デジタル技術や地方創生の取り組みを活用した地域活動の活性化や、デジタルに精通した人材育成など、白井市ではDXが今まさに進んでいる最中です。同時に、DXを推進するために求められていたのが、課題解決に取り組むことのできる人材でした。課題解決人材を育てる一環としてAdecco Academyを導入した白井市の皆さまに、背景を聞きました。

ご依頼者さま:
白井市役所
苛原さま
本橋さま
宇藤さま
多納さま

導入前の課題

  • DXを進める上での研修プログラムをどう提供していくか悩んでいた

Adeccoを選んだ決め手

  • リテラシーだけではない、考え方も含めたプログラム内容
  • 人材躍動化やリスキリングの必要性を強調するプログラム設計

導入後の成果・効果

  • 80%以上の職員の行動に変化

DX推進のための人材をどう育成するか?

――Adecco Academy導入の背景を教えてください。

本橋さま 以前から総務課ではIT活用や事務の効率化に課題を感じており、そのための人材育成を人事係が務めることになっていましたが、具体的な道筋や施策が見えていない状況でした。

また、以前から研修は行っていたものの、質の向上に対するニーズが高まっており、それが人事係の重要な課題となっていました。そんな中、アデコさんとの事業連携の話が持ち上がり、その過程でAdecco Academyに注目しました。自分たちだけでは進められなかった人材育成における課題解決へのアプローチが、Adecco Academyのプログラムを通じて可能になると感じたのです。

リテラシーだけではない、考え方まで変革するアデコのプログラムに共感

――Adecco Academy導入の決め手となったポイントはあるのでしょうか?

本橋さま 人事担当としても、コロナ禍を契機に研修にeラーニングを活用する話は決まっていたのですが、なかなか検討が進んでいなかった状況がありました。

Adecco Academyはeラーニング形式でDXを学べること、また課題解決力向上としてロジカルシンキングやデザインシンキングなどが含まれていたことから、全庁的にどの課でも共通して備えておきたいスキルを効率的に学べることに魅力を感じました。

苛原さま よくあるのが、AIとは何か? ビッグデータとは何か? などリテラシー部分だけの研修サービスです。リテラシー部分だけでは、そういうものがあるんだね、で終わってしまい、活用までつながりません。

Adecco Academyの場合、課題解決力や内発的動機とリテラシーを合わせて学べる内容だったので、ITを利用した解決まで含めた、広範な考え方が学べるのが魅力的に感じました。

本橋さま Adecco Academyのプログラムの中に「人材躍動化」というキーワードや、リスキリングの必要性が強調されていたことも大きかったです。これらの言葉は、現在の業務に対する職員の自覚を高める一方で、未来の変化への適応力を強調するものだと思います。

私だけでなく、今後働く上では、みんなが現状維持のままでは通用しません。時代の流れとして、そういった変化に対応する力やパラダイムシフト力が必要なのだと常々感じていました。受講した他の職員にも、少なからずそうした思いがあって受講に至ったのではないかと思います。

30名以上の職員が参加し、職員の成長意欲が見えた

――受講後の受講者の方々の変化を教えてください。

本橋さま 今回、受講者の募集を庁内でかけたのですが、30人以上の職員が自主的に参加してくれました。これは、職員たちが自分たちの成長を望む思いが強いことを示す結果であり、総務課にとって大きな驚きでした。

白井市にeラーニングの土壌がなかったことや、みんな忙しい中でスキマ時間を有効活用できるのか、不安もあったからです。結果として、参加者には若手からベテランまでさまざまな年齢層が含まれており、働く上で成長したい職員の気持ちを見られて嬉しかったですね。

宇藤さま デジタルについては比較的知識がある部分でしたが、ロジカルシンキングやデザインシンキングについては漠然としていたので、受講して改めて知識として覚えることができました。こんな風に考えるんだ、と刺激になりました。今後DXを進める際、役立つ考え方だと感じています。

苛原さま 受講後に庁内でDXに関する課題解決の相談窓口を作ったのですが、課題をどう解決するのか考える際に、こういう解決法があるかも、と研修の内容が頭によぎるようになりました。目に見える形ではありませんが、考え方が根付いている感じがします。

多納さま 企画政策課にいるので、ロジカルシンキングやデザインシンキングにはなじみありましたが、改めて考え直すきっかけになりました。庁内へ出す文章を考案する際に役立っています。

プログラムは業務でのベースラインとなる基礎的な情報から応用まで盛り込まれていて、どの部署の職員が受けても無駄にならないプログラムだと思います。また、eラーニング終了後に行われたワークショップでは、普段関わりのない他業種の方々と話す機会があり、大変刺激になりました。

今後はさらなるDXの体制づくりを進めていく

――今後の展望を教えてください。

本橋さま アデコさんのアンケート結果では、80%以上の職員が自分の行動が変わったと感じており、NPS(ネットプロモータースコア)も+40と高評価でした。

こうした成果もありつつ、一方で業務に戻ると目先の仕事に追われがちなので、まさに今回学んだことを生かし、DXにつながる研修の体制づくりを進めていきたいと思っています。

苛原さま もちろん市としても方向性は一緒ですが、個人的にもDXを早急に進めるべきだと感じています。DXというとデジタルに目が向きがちですが、肝心なのは業務の見直しやプロセス改善(BPR)の部分です。そこを検討する際、今回学んだロジカルシンキングやデザインシンキングなどの考え方はとても有効だと感じています。

アデコのDX研修

アデコのDX研修では、「DXに必要な3つのスキルの獲得」と「業務を想定したアウトプット作成トレーニング」で入社1年目~10年目までの若手人材など、DXの初学者向けの研修プログラムを提供します。

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