契約社員から正社員になるには?転職の仕方や5年ルールについても解説!

契約社員から正社員になる方法は、大きく分けて「現職で目指す」「別の職場へ転職する」の2つです。「5年ルールの対象になるか確認する」「紹介予定派遣制度を活用する」などのポイントもあるため、自分にマッチした方法で正社員を目指しましょう。このページでは、契約社員から正社員を目指す具体的な方法やそれぞれのポイント、正社員になるメリット・デメリットなどについて解説します。

契約社員から正社員になる方法

契約社員から正社員になる方法は、大きく以下の2つです。

  • 現職で正社員を目指す
  • 転職で正社員を目指す

いずれの方法にも細かい確認点やポイントがあるため、自分に合っている方法を選びましょう。

現職で正社員を目指す場合

現職で契約社員から正社員を目指す場合、基本的に「正社員登用制度」を活用します。正社員登用制度では、企業が定める基準や試験などをクリアすることで、正社員雇用に切り替えてもらえます。お仕事内容や職場の雰囲気などを把握してから正社員になれるため、入社後のミスマッチを防ぎやすいでしょう。企業からしても、普段の働く様子から「どのくらいのスキルがあるか?」「自社の雰囲気とマッチしているか?」などを判断できることから、新規で採用するよりも安心です。

現職で契約社員から正社員を目指す場合は、以下の2点を確認しましょう。

  • 現職に正社員登用制度があるか確認する
  • 無期転換ルール(5年ルール)の対象になるか確認する

現職に正社員登用制度があるか確認する

そもそも、企業によっては正社員登用制度が設けられていない場合があります。

厚生労働省の調査によると、正社員登用制度がある企業の割合は、全業界合わせて「77%」でした。しかし、業界別で見ると「60%台」というところもあります。あくまでも統計上の結果であるため、必ず自分の職場に制度があるか確認しましょう。

参照:厚生労働省 | 労働経済動向調査(令和5年2月)の概況p.13

無期転換ルール(5年ルール)の対象になるか確認する

無期転換ルールとは、契約社員などの有期雇用で働いている方が一定条件を満たした場合、企業に対して無期雇用への転換を申し込める制度のことです。申し出があったら、企業は必ず無期雇用に転換する必要があります。

具体的な条件は以下の3つです。自分が対象になっているかをチェックしましょう。

  • 同じ企業と契約している
  • 有期労働契約が通算して5年を超えている
  • 1回以上契約を更新している

なお、あくまで無期雇用に転換するものであるため、正社員になるとは限りません。無期転換ルールによる労働条件の変更がどのようなものになるかは事前に確認しておきましょう。

転職で正社員を目指す場合

「現職に正社員登用制度がない」「今までの経験を生かして未経験の業界に挑戦したい」などの場合は、別の企業へ転職して正社員を目指しましょう。転職時のポイントは以下の通りです。

  • 転職エージェントを利用し別の職場へ転職する
  • 紹介予定派遣制度を使用する

転職エージェントを利用し別の職場へ転職する

自力で転職する場合、面接対策や書類作成、求人検索、応募などをひとりで行います。しかし、正社員の経験がない(あるいは少ない)中で、説得力のある志望動機を考えたり面接対策を行ったりするのはハードルが高いこともあるでしょう。また、企業を探して応募する作業も意外と手間がかかります。

転職エージェントを活用すれば、コンサルタントと面接練習を行ったり書類内容にフィードバックをもらったりできます。数多くの転職を支援してきたプロから適切なアドバイスをもらうことで、効率よく転職活動を進められるでしょう。また契約社員時代の経験や希望などをもとに最適なお仕事を紹介してくれるため、自分でゼロから探す手間がありません。

転職活動を効率よく進めるために、転職エージェントを活用しましょう。

アデコは正社員を目指す方を応援いたします。転職を検討している方、転職するか悩んでいる方、まずはお気軽にご相談ください。

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紹介予定派遣制度を使用する

紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6カ月)終了後に、派遣先で直接雇用されることを前提として結ぶ派遣契約のことです。最初に派遣社員として就業し、業務内容や職場の雰囲気などを確認してから直接雇用を結べるため、入社後のミスマッチを減らせます。

直接雇用は、派遣社員と企業、双方の合意によって成立します。そのため、働いてみて「自分にマッチしない」と思えば断っても構いません。

ただし、企業によっては「直接雇用=契約社員」という場合があるため、事前確認が必要です。

紹介予定派遣について詳しくはこちら

契約社員から正社員になるのは難しい?

結論からいえば、契約社員から正社員になることは可能です。正社員登用制度による登用実績がある企業も多いため、正社員になることはできるでしょう。もちろん、日頃の働きぶりや企業の基準の高さなどによって、正社員になる難しさは変わります。とはいえ、現職に正社員登用制度があるならチャレンジしてみるのがおすすめです。

一方で正社員登用制度や登用実績がない場合は現職で正社員になるのは難しいと言えるでしょう。そのためまずは「制度の有無」をチェックしましょう。あわせて転換実績の確認も必要です。

企業の正社員登用制度の有無および転換実績の割合については、契約社員が従事する業務内容(職務タイプ)によって異なります。職務タイプは主に以下の4つです。

正社員同様職務型 正社員と同様の業務を行っている契約社員
高度技能活用型 正社員よりも高度な業務を行っている契約社員
別職務・同水準型 正社員とは別の業務であり、かつ高度でも軽易でもないお仕事を行っている契約社員
軽易職務型 正社員よりも軽易な業務を行っている契約社員
参照:厚生労働省 | 有期労働契約に関する実態調査(事業所調査)

以下では、職務タイプ別で正社員登用制度の有無および転換実績の割合を解説します。

正社員登用制度がある企業の割合について

各職務タイプにおける登用制度の有無の割合は以下の通りです。

職務タイプ
登用制度あり
登用制度なし
正社員同様商務型 54.6% 29%
高度技能活用型 21.7% 32.8%
別職種・同水準型 36.2% 40.5%
軽易職務型 34.3% 47.6%
全体平均 36.7% 37%
参照:厚生労働省 | 結果の概要 p.45

社員登用制度の転換実績について

各職務タイプにおける、登用制度を活用した転換実績の割合は以下の通りです。

職務タイプ
正社員への転換実績
正社員同様商務型 66.8%
高度技能活用型 26%
別職種・同水準型 41.3%
軽易職務型 50%
全体平均 46.03%
参照:厚生労働省 | 結果の概要 p.46

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契約社員から正社員になるメリット・デメリット

正社員になる方法を紹介しましたが、必ずしも全員が契約社員から切り替えたほうがよいわけではありません。契約社員から正社員になるにあたっては、メリット・デメリットの両面があります。それぞれを確認しておき、自分のライフスタイルや雇用の安定性などを考慮し、希望にマッチする働き方を選びましょう。

契約社員から正社員になるメリット

契約社員から正社員になるメリットは以下の3つです。

  • 雇用と収入の両方が安定する
  • 幅広い経験を積んで将来的なキャリアの選択肢を広げやすい
  • 手厚い福利厚生を受けられる

正社員は期間の定めがない雇用形態であるため、「遅刻・欠席が多いなど勤怠に著しく問題がある」「就業規則に著しく反した」などの事情がない限り、ほぼ解雇されません。長期休暇や体調不良などで働けない日があっても、毎月の給与は変わらないので安定収入を得たい方にもおすすめです。

また、正社員はマネジメント業務や大きな取引先とのやり取りなど、責任の大きいお仕事を任されます。そうした幅広い経験を積んでスキルを身に付け、将来のキャリアの選択肢を増やせる点が魅力です。今後、自分の興味のある分野が見つかったとき、幅広い経験を積んでいることが企業へのアピールポイントになるでしょう。

福利厚生については、正社員になると法定福利厚生(社会保険・雇用保険・労災保険など付与が義務付けられているもの)に加えて、法定外福利厚生(住宅手当・通勤手当・社食の利用など付与が任意であるもの)を付与されるケースが多いです。契約社員では法定福利厚生のみということが多いため、より手厚いサポートを受けられるでしょう。

契約社員から正社員になるデメリット

契約社員から正社員になるデメリットは以下の3つです。

  • 会社からの業務命令
  • 残業などでお仕事に費やす時間が増える可能性がある
  • お仕事のプレッシャーが大きくなる

契約社員は定められた業務を行うことが決まりであるため、契約範囲外のお仕事などは拒否できました。しかし、正社員は原則として企業の業務命令に従う必要があります。「まだ子どもが小さいから転勤はしたくない」「実家から通勤したい」などの希望があっても、業務命令を拒否するのは難しいでしょう。

また、契約社員は契約で定めた業務のみを行うため、基本的に残業が発生しにくい状況でした。正社員は業務量が増えるため、残業や休日出勤などでお仕事に費やす時間が増える可能性もあります。

さらに、「責任の大きいお仕事を任せてもらえる」という点をメリットとして紹介しましたが、人によっては責任が増えることを大きなプレッシャーに感じるかもしれません。ステップアップにはつながりますが、中にはデメリットに感じる方もいるでしょう。

契約社員から正社員への転職を目指す際のポイント

契約社員から正社員を目指す際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 転職支援サービスを活用する
  • 自分の強みや経験を整理する
  • 希望する職種や業界の理解を深める

転職支援サービスを活用する

自分ひとりで求人を探して応募するのは意外と大変です。また志望動機を作成したり面接対策をしたりする際もひとりで試行錯誤しなければならず、時間がかかって効率よく転職活動を進められません。

転職支援サービスを活用すると、コンサルタントから手厚いサポートを受けながら転職活動をスムーズに進められます。例えば、志望動機の作成や面接に必要なアドバイスを受けられるのが魅力です。第三者からフィードバックをもらうことで、面接時の話し方や志望動機の内容などを効率よく改善できるでしょう。また契約社員時代の経験や希望条件を考慮し、豊富な求人の中からマッチするお仕事を選んでくれるため、検索や応募の手間もかかりません。

自分の強みや経験を整理する

契約社員として働く中で身に付いたスキルや経験もあるはずです。そうした内容を整理して、自分の魅力を上手にアピールできるようにしましょう。

身に付いたスキルを洗い出すことで、「自分のスキルを生かしてどう企業に貢献できるか?」という点を論理的に話しやすくなります。採用するメリットをわかりやすく伝えられれば、企業にもよい印象を与えられるでしょう。あるいは、契約社員時代の経験を絡めて志望動機を作成できれば、説得力を持たせられます。

上記の転職支援サービスを活用すれば、コンサルタントに話を引き出してもらいながら強みや経験を整理できるのでおすすめです。

希望する職種や業界の理解を深める

希望する職種や業界の理解を深め業務内容をイメージすることで、入社後のミスマッチを防げます。とくに未経験の領域に挑戦するのであれば、入念に理解を深めておきましょう。

さらに、業界の理解を深めて「必要なスキルは何か?」「求められている人物像は?」などを把握できれば、上記で引き出した強みや経験と絡め、正しい方向性で対策できます。例えば、営業などのヒアリングスキルが必要な業界に挑戦する場合、「契約社員時代にどのような経験を通じてヒアリングスキルを身に付けたのか?」という点をアピールできれば、業界にマッチする人材であることを伝えられます。

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契約社員から正社員になる方法には、大きく分けて「現職で目指す」「別の職場へ転職する」の2パターンがあります。いずれの方法も細かい確認事項があったり、さらにルートが分かれたりするため、自分にマッチした方法を選ぶことが大切です。

転職で正社員を目指すのであれば、ぜひアデコの転職支援サービスもご活用ください。アデコでは長きにわたる人材サービスで培ったノウハウを生かし、求職者にマッチした幅広いお仕事を紹介できます。「求職者と企業のビジョンがマッチしているか?」という点を重視しているため、理想の職場を見つけられるでしょう。まずは無料で登録して、どんな求人があるのかをチェックしてみてください。

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