派遣先企業での最初の1カ月は、愛され派遣への道のとても重要な期間です。慣れない業務や会社のルールなど教えてもらう事柄も多く、社員の方と関わることが多い時期です。加えて、新しい仲間には注目が集まりやすい傾向もあり、この時期に良い評価を得ることができれば、その後の仕事がぐっとやりやすくなるでしょう。
今回は、新しい職場で愛され派遣となり、スムーズに仕事を進めるための極意を紹介します。
「愛され派遣」がやっていること
挨拶は明るく、積極的に
中途半端な挨拶では、挨拶されたのかどうか判断に迷うこともあります。軽く考えず、きちんとした挨拶を心がけましょう。明るい挨拶は、人との距離を縮めます。挨拶から会話へ発展し、人間関係を築くきっかけとなります。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができる
報告・連絡・相談は、仕事を進める上でとても大切です。社員の方も業務に忙しく、あなたに仕事の進捗状況を確認することができないこともあるかもしれません。そのような場合、あなたから自主的に報告し、業務の進行予定などの連絡や相談をすることは、信頼アップへとつながります。
必ずメモを取る
業務内容だけでなく、企業特有の名称や通称なども覚えると仕事がスムーズに進められます。メモを取り、いつでも確認できるようにしましょう。業務に慣れるまでは、メモを見て復習することも必要です。そうすることで、同じ内容を何度も質問することを避けることができます。メモを取る姿勢もまた好感度アップの要素です!
郷に入れば、郷に従え
社員の方の名前を覚え、職場の慣行を知ることができると、仕事がスムーズになります。休み時間などを利用し、積極的に質問するのもオススメです。業務の背景や関わる人、果たす役割を知ると、仕事へのやりがいもより強く感じられるでしょう。
指示待ちではない態度
仕事を覚えるまではできる仕事が限られるため、時間的に余裕ができてしまうこともあります。忙しそうな社員の方や派遣仲間に「何かお手伝いできることはありますか?」と気配りする態度は、愛され度をアップさせ、フォローしてもらいやすい環境を作るでしょう。
素直な姿勢と感謝の気持ちを忘れない
最初の1カ月は、指示された業務を丁寧に行うことを考えましょう。一見、合理的でない方法を指示されても、そこにはあなたが見えていない理由があるかもしれません。また、あなたに仕事を教える担当者は、通常の仕事をこなしながらあなたを指導し、サポートしています。教えてもらっていることに素直に取り組み、感謝の言葉を伝えましょう。
「愛」から始まるコミュニケーション
「新しい職場に早く溶け込み、仕事に慣れたい」というあなたの気持ちと、「早く慣れてほしい」企業側の思いは同じです。コミュニケーションで大切なことは、相手への「愛」、つまり思いやりです。相手の立場や状況を考えることを、忘れないようにしましょう。
考えてみてください。新しい職場で緊張しているのは、あなただけでしょうか?
…実は社員の方も、「どんな人だろう?」と多少緊張しています。そのような状況の中、質問や話題に困らない状況にあるのはあなたの方なのです。なぜなら、新しい職場に来たばかりのあなたは、知らないことや慣れないことがたくさんあるからです。
そのため、声をかけてもらうまで待つ必要はなく、休み時間などのちょっとした時間に少しずつ質問をしていきましょう。笑顔で応対することを心がけ、話しかけやすい雰囲気作りも大切です。自分から話しかけるのが苦手な人は、雰囲気作りから取り組んでもいいでしょう。
たとえ高いスキルがあっても、コミュニケーションを取りにくい雰囲気があると敬遠されてしまいます。業務遂行のためにコミュニケーションを取ろうとする姿勢は、相手に伝わるものです。最初に「○○さんは、積極的に仕事に取り組んでくれる」というような良い評価を得ると、その先の業務もスムーズに進めやすく、働きやすい環境が整います。最初の1カ月、愛され派遣になるためにも精いっぱい頑張りましょう!