働く人のインターンシップ意識調査

20代~60代の働く男女に「インターンシップ」をテーマにアンケートを実施。企業規模、業種によって、その実施期間や効果に違いがあることが明らかになりました。〈アンケート概要〉調査期間:2016年9月 有効回答:2,184人 日経BPコンサルティング調べ
実施状況
yes:28.7% no:41.8%
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企業規模が大きいほど、インターンシップの実施率が高い傾向に
99人以下の企業での実施率は1割未満 300~9,999人の企業規模では常に2割を超え、1万人以上の企業では3割を超えた

全体で見ると、インターンシップを実施している企業は28.7%(その他を除く)で、最も多い実施時間は「1週間未満」8.9%、次いで「1カ月」6.6%。企業別に見ていくと、インターンシップ制度の実施率は企業規模で大きな違いが見られた。99人以下の企業での実施率は10%未満だが、300~9,999人の企業規模では常に20%以上、1万人以上の企業では30%を越えた。企業規模が大きいほど、インターンシップの実施率が高い傾向にあるといえる。業種別では、実施率が最も高いのは「電気・電子機器製造」の73.7%だった。

実施期間
一週間未満 1ヵ月 2.3日 3ヵ月 1日 6ヵ月以上
インターンシップ期間の給与
あり:33.8% なし:66.2%
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中小規模企業の方が、インターンシップの給料を払うケースが多い傾向

全体で見ると、無給の方が多い。規模別で見ると、無給の割合が最も高いのは1,000~2,999人の企業(76.1%)。有給の割合が最も高いのは99人以下の企業と中小規模企業の方が、インターンシップで給料を払うケースが多いと分かった。

採用しているインターンシップの制度
1.職務実践型 2.セミナー見学型 3.課題解決型
全体結果を見る
どんなインターンシップ制度を採用していますか?
99人以下の企業での実施率は1割未満 300~9,999人の企業規模では常に2割を超え、1万人以上の企業では3割を超えた

職務実践型(就活生が実際に職場に入り、社員実務を手伝う) 64.0%
セミナー・見学型(オフィス、工場、研究所などの職場見学) 33.3%
課題解決型(就活生に製品開発や課題に取り組ませる)26.7%
採用直結型(新卒一括採用の選考を兼ねている)8.4%
海外で実施(海外の人材が対象)3.8%
その他 2.5%
日本人を対象に海外で実施(海外就労を希望する日本人が対象)1.6%
無回答 1.6%

How was it? 実施してみてどうだった?
メリット
ミスマッチを防げる:58.4% 優秀な学生を採用できる:31.7% 企業のPRになる:26.7%
多様性が促進される:14.0% 就活性を情報源として、市場調査ができる:12.2% 業務の一部を手伝ってもらえる:11.5% その他:0.9%
デメリット
担当の負担:62% ノーエントリー※インターンシップを実施後、就職希望がないケース:33% 情報漏洩:25.5%
インターンシップと実務がかけ離れている:20.4% その他:2.3%
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