アンケート調査レポート あなたは部下を正しく評価できていますか?20代〜60代で、課長以上の役職の方に「部下の評価やマネジメント」をテーマにアンケートを実施。男性と女性では、評価の際に心がけているポイントや、難しいと感じる要素が異なることが明らかになりました。 <アンケート概要>調査期間:2016年7月 有効回答:2708人 日経BPコンサルティング調べ

Q1 部下を評価する際に、パフォーマンス(成果)以外で重要視することは何ですか。(複数回答可)

1位 責任感 65.9% 2位 積極性 58.5% 3位 協調性 50.2%

全体結果をみる

高い順に 責任感 積極性 協調性 発想力や、新しい案件をつくる能力 ポテンシャル、将来性 周囲からの人望 評価対象となる部下はいない その他

ANALYTICS

発想力重視の男性管理職・協調性重視の女性管理職

発想力や、新しい案件づくりをつくる能力 男性 41.7% 女性 29.9%

周囲からの人望 女性 23.9% 男性 19.8%

「責任感」が65.9%と最も高い。これをさらに男女別に見ると、男性が66.6%、女性が55.2%となり、男性管理職が特に「責任感」を重要視している傾向がうかがえる。
その他、男女で10%以上の差異があったのは、「発想力や、新しい案件をつくる能力」(男性が41.7%、女性が29.9%)だった。一方、唯一女性管理職のほうが重要視する傾向にあったのは「周囲からの人望」の回答で、男性が19.8%、女性が23.9%。

Q2 部下を評価、フィードバックする際に難しいと感じることは何ですか。(複数回答可)

1位 数値化しにくい業務への評価 62.7% 2位 公正・公平に評価すること 38.4% 3位 成果・実績以外の評価 31.4%

全体結果をみる

高い順に 数値化しにくい業務への評価 公正、公平に評価すること 成果、実績以外の評価 評価基準を明確にすること 評価の意図や根拠を理解、納得してもらうこと フィードバックの伝え方 適切なゴールや目標の設定 その他

ANALYTICS

公平性重視の男性管理職・部下からの理解重視の女性管理職

公正、公平に評価すること 男性 39.3% 女性 22.2%

評価の意図や根拠を理解、納得してもらうこと 女性 35.2% 男性 26.0%

最も高いのは、「数値化しにくい業務への評価」で62.7%。男女別で見ると、「公正、公平に評価すること」と回答した男性が39.3%だったのに対し、女性は22.2%。「評価基準を明確にすること」が男性30.1%に対し、女性18.5%と、10%以上の差異が見られた。逆に「評価の意図や根拠を理解、納得してもらうこと」では男性26%に対し女性35.2%となり、男性は公平性や評価基準に対して、女性はメンバーからの理解に難しさを感じている傾向になっている。

Q3 自分は部下に対して適切な評価が出来ていると思いますか。(ひとつだけ)

そう思う、非常にそう思う 72.2%(①非常にそう思う(6.2%) ②そう思う(66.0%) ③あまり思わない(23.1%) ④まったく思わない(1.4%) ⑤無回答(3.4%)) 自分の評価に自信あり 男性72.6%,女性64.9%(男性上司の方が評価に自信を持つ傾向)

③,④と答えた方へ 適切な評価が出来ていないと思われた理由を教えてください。(複数回答可)

1位 自分の評価が他の評価者と比べて妥当なのかがわからない 41.7% 2位 会社の評価基準が不明瞭 38.5% 3位 ほかの社員との相対的な評価になっている 25.0%

全体結果をみる

高い順に 自分の評価が他の評価者と比べて妥当なのかが分からない 会社の評価基準が不明確 ほかの社員との相対的な評価制度になっている 部下とのコミュニケーションが不足している 成果、実績のみが評価対象になっている 働き方や考え方が多様化しており、評価しづらい 会社の評価制度が複雑で分かりづらい 会社に評価制度がない 部下の業務をきちんと把握できていない 部下との信頼関係が築けていない 会社の評価制度を上手く運用できていない その他

ANALYTICS

他の管理職との違いが気になる男性管理職・部下の多様性に悩む女性管理職

自分の評価が他の評価と比べて妥当なのかわからない 男性 42.8% 女性 25.0%

働き方や考え方が多様化しており、評価しづらい 女性 25.0% 男性 14.8%

最も多い回答は、「会社の評価基準が不明確」で38.5 %。男性に最も多い回答は「自分の評価が他の評価者と比べて妥当なのかが分からない」の42.8%、女性に最も多い回答は「会社の評価基準が不明確」の43.8%。他の管理職との評価の違いが気になる男性管理職に対し、女性管理職は、会社の評価基準に疑問を持つ傾向が見られた。そのほかでは、「働き方や考え方が多様化しており、評価しづらい」と答えた女性は25%だったが、男性は14.8%に留まった。女性管理職ほど、部下の多様性を含めた評価にむずかしさを感じている傾向が伺えた。

Q4 部下のパフォーマンスを高めるために、 日頃から心掛けていることをお知らせください。(いくつでも)

1位 日々のコミュニケーション 50.9% 2位 部下の能力に応じた適切な業務分担 46.2% 3位 部下の業務内容を正確に把握する 45.4%

全体結果をみる

高い順に 日々のコミュニケーション 部下の能力に応じた適切な業務分担 部下の業務内容を正確に把握する 信頼関係の構築 適切なフィードバック 職場の雰囲気づくり 部下の心身の健康管理 フレックスタイム制や在宅勤務などの柔軟な働き方を理解し、協力する とにかく褒める その他

ANALYTICS

仕事の分配を重視する男性管理職・コミュニケーションを重視する女性管理職

部下の能力に応じた適切な業務分担 男性 46.5% 女性 40.7%

信頼関係の構築 女性 50.0% 男性 42.9%

最も多い回答は、「日々のコミュニケーション」で50.9%。これをさらに男女別で見ると、男性50.5%に対し、女性57.4%。また、「信頼関係の構築」は、男性42.9%、女性50%となっており、女性管理職の方が信頼関係やコミュニケーションをより重視する傾向が見られた。
そのほか、「部下の能力に応じた適切な業務分担」と回答した男性が46.5%いるのに対し、女性は40.7%。「部下の業務内容を正確に把握する」では、男性45%、女性53.7%。部下への業務分担を配慮する男性管理職に対し、女性管理職は部下の業務内容の把握を心掛ける傾向がある。