VOL.31:サービスのご紹介 FESCO Adecco

中国市場への進出、事業の全国展開をサポート

FESCO Adecco

2011年1月、アデコは中国大手国有企業「FESCO」と合弁会社「FESCO Adecco」を設立しました。中国で最大のネットワーク数を誇る「北京FESCO」グループの一員で、かつ、初の大手国有会社と大手外資の合弁会社です。これにより、中国の280もの都市で「採用」「労務管理」「組織・育成」など、人材に関するサービスを提供することが可能になりました。

近年、日本からの小売業・流通系企業の中国進出が活発化しており、法人の設立から、店舗スタッフの採用・教育、労務管理まで一貫して支援するケースが増加しています。特に、現地法人設立までの期間利用できる、「海外契約派遣サービス(FESCO Adeccoを通して現地スタッフを間接雇用するサービス)」は、利便性が高いと好評です。12年7月には、アデコジャパンがFESCO Adeccoにジャパン部門を設置し、これから進出する企業、既に中国で展開する企業いずれのニーズにもより的確に応えていく体制を確立し、サービスの拡充に努めています。

FESCO Adecco 会社概要

設立 2011年1月
本社所在地 上海
総経理 Ni Ying
副総経理 Max Ma
従業員数 424名
クライアント数 2,882社
派遣スタッフ数 142,014名
出資 FESCO 51%
ADECCO SA. 49%

http://jp.fescoadecco.com/

(2012年12月時点)

FESCO Adeccoのサービスラインナップ

FESCO Adeccoでは、包括的な視点から専門的な人材サービスを提供します

FESCOは中国の人材サービス業界において、最も高い競争力とブランド力を持つ企業です。設立から30年にわたり、多くの企業の戦略的パートナーとして、サービスを提供しています。たとえば、設立から5年を経た北京FESCOの上海支社は、1000社以上の企業に12万人を超える人材サービスを提供してきました。

その後、2011年にアデコとの合弁会社FESCO Adeccoを設立後、私たちは中国の現地日系企業に対しての人材サービスを強化しています。中国市場ニーズと国際市場のトレンドにあわせて「人材採用サービス」「人事事務アウトソーシング」「従業員福利厚生アウトソーシング」「財務アウトソーシング」「プロフェッショナル派遣」と「グローバル派遣」を中核の業務と位置づけています。

FESCO Adecco総経理 Ni Ying

現在、上海の人材業界で、これらすべての事業ライセンスを得ている企業はFESCO Adecco以外にほとんどなく、お客様のニーズに合わせたさまざまな人材サービスを提供できるのは当社ならではの強みです。さまざまなお客様の課題に対し、広範囲でかつ、高い品質のサービスを維持できることが、他社との差別化要因だと自負しています。

昨年は、中国で働く日本人エンジニア向けのジョブフェア(日本開催)を通して、適切かつ優秀な人材との契約にも成功し、お客様から高い評価をいただきました。2012年からはジャパンデスクを立ち上げ、日系企業にさらに質の高い専門的な人材サービスを提供しています。

今後は、「人材紹介サービス」領域へのさらなる注力を考えています。世界的な金融危機や景気の低迷は依然続いていますが、中国市場はまだまだ弾力性があり外資資本からは魅力のある市場と評価されています。このような背景の中、上海は、中国の経済の中心地として、以前にも増して多彩な領域のプロフェショナル人材のニーズは増加傾向にあります。当社でも、この地域へのグローバル人材の提供は積極的に展開していきます。

最後に、最近の中国の動きをご案内しておくと、昨年改定された「労働契約法」は、中国特有の派遣形態である「労務派遣」が一部で悪用されているという社会問題に対し、労務派遣の「三性/臨時性、補助性、代替性」について明確な定義が規定されました。また、政府内に、人材サービス企業を審査する部門が設立され、労務派遣のライセンス取得はさらに厳しくなり、違法した場合の罰則も与えています。
したがって、中国での労務派遣を利用する場合は、リスク管理の観点からも、正式な資格を有する人材サービス企業の選択が何よりも重要と言えます。

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