休職者の復職を支援、企業の人事向けサービスを増強

‐ アデコとMD.ネット、精神科医監修によるメンタルヘルスケアで提携 ‐

[2012年7月11日  東京]

世界最大の人材サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人材サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:奥村真介、以下「アデコ」)と、グローバル企業のメンタルヘルスケアを専門とする株式会社MD.ネット(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 医学博士・精神科医:佐野秀典、以下「MD.ネット」)はこの度、業務提携し、精神科医の監修の下、休職者の職場復帰を支援する「復職支援・判定プログラム」の提供を7月中旬から開始します。企業の人事部門を対象とした、精神科医を通じた復職支援サービスの提供は、人材サービス業界で初となります(*1)。

アデコとMD.ネットは、従業員のメンタルヘルス対策について課題を抱える企業の支援に向け、協働で「復職支援・判定プログラム」の提供を行うことを決定いたしました。当プログラムの提供にあたり、アデコは顧客企業からの復職支援のニーズを探り、復職支援の分野で臨床経験豊富で産業衛生にも精通したMD.ネットの8人の精神科医が当プログラムの提供を行います。

「復職支援・判定プログラム」は、精神科医の監修の下、休職中の社員が業務を遂行できる健康状態まで回復しているかを以下の4つのフェーズに分けて診断します。なお、当プログラムは精神科の領域で初めて開発されたものです(*2)。

1.健康回復度の確認 出勤、就労のための基礎体力や思考力の確認
2.基礎業務力の確認 フルタイムでの出勤、業務に必要な業務遂行力の確認
3.復職後の業務の下準備 休職前と同等の業務知識や基礎業務力の回復度の確認
4.復職後の業務力の回復度の確認 復職後、フルタイム出勤で業務が遂行できる回復度の確認

同プログラムの特徴は、支援対象者が在籍する企業の業種や担当業務等を反映し、プログラムをカスタマイズし、かつ、医学的見地から「業務に耐えうる病状の回復レベル」と「業務遂行レベル」を数値化して判定する点です。
支援対象の休職者に対し、休職前の健康状態及びパフォーマンスを発揮できる状態に戻し、モチベーションの回復や向上を支援することで、円滑な職場復帰を目的としています。

アデコでは2012年5月に、業界初となる営業担当者向けのEAP(*3)コンサルタントの技能検定(*4)の導入を開始し、従業員支援プログラム(EAP)の「トータル・ライフ・サポート・プログラム」(*5)を強化しています。これまで提供していた一次予防(予防・健康増進)、二次予防(早期発見・対応)のメンタルヘルスケアサービスに、今回のMD.ネットとの提携により、新たに「復職支援・判定プログラム」を加えることで、三次予防(再発防止)の領域まで広がります。また、MD.ネットはアデコの営業力を活用することで、自身が持つメンタルヘルスケアの専門性に特化したサービスを、より多くの企業へ提供することが可能となります。

労働政策研究・研修機構の調査(*6)によると、全国の14,000の民間事業所のうち6割弱でメンタルヘルスに問題を抱えている従業員がおり、その人数は増加傾向にあります。そのうちの3分の1がメンタルヘルス対策に取り組んでいないのが現状です。一方、2011年7月に厚生労働省が、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4大疾患に、新たに精神疾患を加え「5大疾患」とする方針を決めたように、その患者数は年々増加しており、働く人々のメンタルヘルスの問題も複雑化しています。それを背景に、昨今、企業からはメンタルヘルス対策に関するニーズが増加傾向にあります。

今後、アデコとMD.ネットは、互いの強みを生かしながら、より高品質で付加価値の高いサービスを幅広い顧客企業に提供し、企業の活力向上に貢献したいと考えています。

(*1)アデコ調べ

(*2)MD.ネット調べ

(*3)EAPについて

EAP(Employee Assistant Program / 従業員支援プログラム) は1960年に米国でアルコール依存症対策を目的に始まった取り組みで、80年代後半からは職場のストレス、健康といった広範な分野で従業員の問題を解決し、企業の生産性を向上させるプログラムとして普及しています。米国では従業員50人以上の企業の9割が導入しており、日本においても同プログラムを採用する企業が増加傾向にあります。

(*4)EAPコンサルタント技能検定

一般社団法人 EAPコンサルティング普及協会が公式に認定した検定資格。日本国内においてEAPを提供するための営業活動やコンサルテーションを行うことが可能となります。

(*5)TLSP(トータル・ライフ・サポート・プログラム)

アデコ独自のメンタルヘルスに重点を置いた従業員支援プログラム(EAP)。企業の従業員のメンタルヘルス(ストレスマネジメントやストレス耐性)、コミュニケーション力やモチベーションを向上させ、職場の活性化や生産性の向上をサポート。

(*6)労働政策研究・研修機構「職場におけるメンタルヘルスケア対策に関する調査」

結果(2011年6月23日発行)

【会社概要】

アデコ株式会社 株式会社MD.ネット
所在地:東京都港区南青山1-15-9 第45興和ビル 所在地:東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル2F
経営陣:代表取締役会長 Mark Du Ree
    代表取締役社長 奥村 真介
役 員:代表取締役社長 佐野 秀典
(医学博士/精神保健指定医/精神科専門医)
事業内容:人材派遣(一般派遣・特定派遣)、紹介予定派遣、人材紹介、アウトソーシング、再就職支援、コンサルティング 事業内容:休職者管理事業、復職判定事業、海外勤務者のメンタルヘルスケア・健康管理事業
URL:http://www.adecco.co.jp URL:http://www.md-net.co.jp
■アデコ株式会社について
アデコ株式会社は、60 を超える国と地域で事業展開する総合人事・人材サービス企業、アデコグループの日本法人です。日本では、人材派遣、紹介予定派遣、人材紹介、アウトソーシング、再就職支援、コンサルティングなどのサービス、またオフィス、IT、エンジニアリング、セールス・マーケティングなどの専門職種における人財に関するあらゆるソリューションを提供しています。「はたらく」価値観が多様化する求職者、人事課題が複雑化する企業に向け、better work, better lifeをモットーに人事戦略のパートナーを目指しています。アデコ株式会社に関するより詳しい情報は、当社ホームページwww.adecco.co.jp をご覧ください。
■株式会社MD.ネットについて
株式会社MD.ネットは、メンタルヘルスのリーディングカンパニーを目指しています。新しい時代に対応した新しいかたちのメンタルヘルスサービスを開発・提供し、人材サポート、労使関係におけるリスクマネジメント、その他経営改善を「メンタルヘルス」という観点から改善、解決のお手伝いをいたします。MD.ネットは、以下3つの原則に基づいた運営を行っています。
■専門:ドクターがすべてのサービス開発に主体的に関わります。
■誠実:誠心誠意、ホスピタリティ溢れる心で対応します。
■信頼:精神医学の根拠に基づいた、専門的で正確な情報・サービスを提供します。

この件に関するお問い合わせ

アデコ株式会社 広報宣伝室  TEL:03-6439-7473

株式会社MD.ネット  TEL:03-5563-5151