東日本大震災の復興支援
【「はたらく」で未来へつなぐプロジェクト】を発足

‐ 被災された方々の就職支援、
メンタルヘルスケアなどを通じて震災からの復興をサポート ‐

[2011年4月25日  東京]

総合人材サービスのアデコ株式会社(本社:東京都港区、会長兼社長:マーク・デュレイ、以下「アデコ」)は、この度、東日本大震災で被災し、仕事を求める方々や事業に影響を受けた企業の方々への支援を目的に、【「はたらく」で未来へつなぐプロジェクト】を発足しました。アデコは当プロジェクトを通じて、全社一丸となり震災からの復興支援に尽力してまいります。

当プロジェクトでは、被災された方々の就職支援と不安や心配を抱く方々のメンタルヘルスケアに重点を置き、活動を行います。震災発生後、被災された就業中の派遣スタッフに対しては、迅速に生活基盤の整備や、新規の仕事紹介などの支援を行ってきました。復興のためには、より幅広い支援策が必要であると判断し、アデコで活躍する米国認定EAP(*1)コンサルタントの有資格者を含むプロジェクトチームが、人材サービス企業として、復興支援のためにすべきことを検討してまいりました。

その結果、被災され仕事を求める方々にも仕事を紹介し、同時に、必要に応じて従業員支援プログラム(EAP)の手法等を用いたメンタルヘルスケアを行うことが、被災された方々の要望に最も即した支援であるという結論に至りました。アデコでは現段階での状況を鑑み、以下の活動を行うことといたしました。

■アデコの就職支援

求職者のご要望に応じた、幅広い案件を取り揃え、被災された方々の就職支援を行います。

避難所における就職相談会・登録会の開催(求職者向け)

各避難所において就職相談会・登録会を実施し、担当者によるキャリアカウンセリングや仕事の紹介を通じて、求職者の就職をサポートします。各種証明書の手配が難しい場合、本人確認のための書類がなくても登録が可能です。

仕事相談専用窓口【「はたらく」アシストダイヤル】を設置(求職者向け)

被災地域にお住まいの方や、避難所もしくはご自宅より遠方に避難されている方々の仕事や就職に関する総合的な相談を受け付け、専任の担当者がお応えします。

「はたらく」アシストダイヤル TEL:0120-518-566

ご要望に応じた幅広い仕事情報を提供(求職者向け)

避難されている方々のご要望に合致した幅広い仕事情報を収集し、地元へのUターン、地元以外での就職、住居が確保されたお仕事など、皆さまの生活基盤の確保に根ざした仕事情報を提供します。

■復興に向けたアデコ・メンタルヘルスケア・プログラム

EAPをベースとした、アデコ独自のトータル・ライフ・サポート・プログラム(TLSP)(*2)を通じて、企業の従業員向けメンタルヘルスケアを支援します。また、被災地域の派遣スタッフや求職者に対しても、各種メンタルヘルスケアを行います。

被災地に拠点をもつ企業向けTLSPセミナーの開催(企業の人事・総務担当者向け)

「災害後のこころのケア 〜従業員のこころをケアするために何をすべきか〜」のテーマで、企業向けにTLSPセミナーを開催します。初回は5月18日(水)、アデコJOBセンター(東京都新宿区)にて開催。2001年のアメリカ同時多発テロの際に、PTSDなどメンタル面で症状のある方に対し支援を行った経験を持つ、EAPコンサルティング普及協会理事長の市川佳居氏(*3)を講師としてお迎えします。

ストレス調査の実施(派遣スタッフ向け)

ストレス調査票を用いて、派遣スタッフの最近1カ月のストレスを調査。その結果をもとにセルフチェック表を作成することで、簡易的に自分が抱えているストレスの度合いを知ることができます。さらに、産業医によるメンタルヘルスセミナー(以下参照)において、解説と助言を行います。

産業医によるメンタルヘルスセミナーの開催(派遣スタッフ向け)

「震災後のこころのケアについて」というテーマで、宮城県、福島県などにおいて、派遣スタッフ向けにメンタルヘルスセミナーを開催します。
初回は5月13日(金)に宮城県、14日(土)に宮城県と福島県で開催予定です。

メンタルヘルス専門機関による、カウンセリングサービスの提供(派遣スタッフ向け)

「アデコ健康相談ダイヤル」を通じて、24時間電話健康相談サービスとカウンセリングサービス(面談によるカウンセリングを含む)を提供します。

災害後のメンタルヘルスケアに関する各種ツールを提供(企業、派遣スタッフ、求職者向け)

ストレスチェック票や、よくある質問集、および米国認定EAPコンサルタント有資格者監修による災害時のこころのケアハンドブックなど、用途に応じたさまざまなツールを提供します。

アデコは、厚生労働大臣が人材ビジネスの事業者団体に、被災された方々への迅速な就職支援を要請されたことを真摯に捉え、上記の取り組みだけにとどまらず、より多くの支援を行うために他にもさまざまな支援策を計画しています。人材サービスのリーディングカンパニーとしての社会的責任を念頭に置き、復興のための支援を長期間にわたり全力で行ってまいります。

この件に関するお問い合わせ

アデコ株式会社 広報宣伝室
TEL:03-5326-3798

(補足資料)

(*1)EAPについて

EAPとは、(Employee Assistance Program)の略称で、職場のパフォーマンスを向上させるために、行動科学の観点から個人や企業に解決策を提供する、従業員支援プログラムです。

(*2)トータル・ライフ・サポート・プログラム(TLSP)について

組織の生産性向上と従業員の方のこころとからだをサポートするための、アデコによる企業向けメンタルヘルス・プログラムです。

(*3)市川佳居(いちかわ・かおる)氏について

医学博士 / EAPコンサルティング普及協会 理事長 / ピースマインド・イープ株式会社 取締役副社長 / 国際EAP研究センター長

<プロフィール>

早稲田大学第一文学部卒業後、米国メリーランド大学(ソーシャルワーク修士)、杏林大学医学部(医学博士)。モトローラ株式会社EAPディレクターとして、日本、マレーシア、中国などアジア12カ国でEAP立ち上げの業務に携わる。CEAP(国際EAP協会EAP認定委員会が交付するEAP専門家のための資格)制度の推進を目的にEAPコンサルティング普及協会設立、株式会社イープ設立(取締役副社長)、現在に至る。カリフォルニア州認定臨床ソーシャルワーカー(LCSW)、米国認定EAPプロフェッショナル(CEAP)、臨床心理士。